高気密高断熱を売りにしている一条工務店の家。
我が家では特に「外部の騒音に対する強さ」に期待していました。
モデルルームや他の方の家を見学した際も遮音効果の高さに驚いたものです。
ところが実際に生活してみると、外の車の音などが聞こえてきました。
一体どこから音が入ってきているのでしょうか?
本記事では間違いなくその原因の1つになっている「差圧感応式給気口」と外部騒音対策について書いています。
外の音がよく聞こえる部屋、聞こえない部屋
我が家にはLDKのほかに3室(+お風呂、トイレ、洗面所)あります。
この中で一番静かなのは妻の寝室です。
広さ的には私の部屋と同じくらいなのに、外の音に対してはすぐわかるレベルで静かです。
一方外部の音が一番聞こえるのはLDKです。
広いから、窓も大きいからという理由ももちろんありますが、他にも何か理由がありそうな感じがします。
妻の寝室はなぜ静か?
妻は音に敏感なため、安眠できるようにと寝室の騒音対策に対しては工夫して計画しました。
この中で特に他の部屋と違ったのは「外部に通じる穴がない」という点です。
他の部屋には「換気扇」「エアコン用ダクト」などがあります。
エアコンは外部側ではなくクローゼット側にすることで直接外につなげず、クローゼット側の壁に一度通してから外に出しています。(床冷房を付けてエアコン自体つけないというのがベストだとは思いますが)
一方リビングには「エアコン」「レンジフード」「差圧感応式給気口」と3つの穴が開いています。
今回はこの中で最も素人が触りやすい「差圧感応式給気口」を見てみました。
差圧感応式給気口
差圧感応式給気口はレンジフードの設置に伴い設置されている装置です。
レンジフードから外に空気を出した際に、足りなくなった空気を外部から吸うための装置です。
普段は閉まっていますが、室内の空気が減ってくると開きます。
給気口の穴はスカスカ
こちらが差圧感応式給気口です。
カバーを外すとこんな感じです。
カバーの裏にはフィルターがついており、虫などの侵入を防いでいます。
開いてびっくりしたのです、なんと家の中と外を隔てているのはこのプラスチックの板1枚だけ!
指でちょっと開いてあげると屋外のカバーがすぐ見えます。
せっかく高気密高断熱の家なのに、ここからは明らかに熱も音も出入りしそうですね。。。
位置は通りの反対側にするべきだった
差圧感応式給気口はレンジフードのある部屋に取り付けられますが、設計段階ではその位置まで気にしていませんでした(というかそこまで説明されていませんでした。)
外部にモロにつながる場所なので、車通りのある面と反対側につけるべきでした。
後から対策はできる?
取り付け位置はもうどうしようもないため、後から手軽にできる対策を行うことにしました。
1つは「穴にサイレンサー」を付けること。もう1つは外部のカバーを「防音カバー」にすることです。
この中でサイレンサーの取り付けは安価で手軽にできそうなので、まずはそちらを試してみることにしました。
サイレンサーの取り付け
サイレンサーとは音を吸収して入ってくる(出ていく)騒音を低減してくれる装置です。
これを差圧感応式給気口のダクトに取り付けることで出入りする音を低減します。
今回はこちらの製品を使ってみます。(現在注文中)
取り付けてみたらまた記事にします。